乳がん検診・人間ドック料金比較

混合診療のメリットとデメリット

まず考えられるメリットとして

1、社会保険費用の低減によって国費が抑えられる
2、新薬や認可されていない治療方法を受けやすくなる
3、選択肢が広がることで、より可能性の高い治療を受けられる

次にデメリットとして

1、財政困難を理由に最新医療が保険に適用されなくなる
2、自由診療を選択できない患者との格差が生じる
3、効果のない診療を進める不正が発生する

という感じです。
もちろん、これ以外にも多くの要素があるとは思いますが、大きく分けると、国の問題と個人の問題とに分割されます。
今後、社会保障費がさらに上昇すると、必然的に混合診療は中心的な存在になってくると思います。
メリットとデメリットをしっかりと見極め、自分にとって何が「メリット」で何が「デメリット」なのかをしっかりと把握して挑むことが重要です。

私の友人であり、久しい東京大学医学部の医師も「今後は治療を受けられる所得層と最低限の治療しか受けられない低所得層とに分離してゆくかもしれない」と、話していたのが未だに記憶に新しく残っています。

現場の医師でさえ、そのような危機感を、今の社会保障費上昇に懸念しているわけですから、この混合診療は財政破綻を避ける一つの方法として、近年解禁されると私は思っています。

ちなみに、2012年時点では、たとえば自由診療の1部を受け、ある1部を保険診療で受けた場合、すべてを自費診療として支払う必要があります。

そうなると、自費診療で受ける人が少なくなるのは当然で、社会保障費は上昇します。

保険診療では3割程度で受けられますが、もし10割(全額負担)となると、家計への打撃は相当なものになります。

ちなみに、自由診療、保険診療以外にも以下のようなものがあります。

・選択療養:差額別途など特定の療養環境を受けたい場合、歯科のセラミック挿入等
・評価療養:薬事法承認後で保険収載前の医薬品などを試す場合、治験に係る診療等
です。
選択療養で言うと、たとえば歯医者で、ほとんどの治療は保険で行いつつも、詰め物はセラミックにしたいとか、金歯にしたいという場合には、すべてが自費になることはありません。
ここが難しいところですね。

いづれにしても、毎年1兆円づつ上昇する社会保障費を抑制する手段の一つとして必ず近年認められると思われる診療方針ですので、心構えは持っておきたいものです。